とくするカラダ

シェービングクリームみたいな雲。

長女が撮った写真なのだけど、いまだにちゃんと雲がなんなのかわかってないし、飛行機がなんで飛ぶのかとかもわからないし、目の前にみえている世界は全て幻想っていうのも未だによくわからないけど、現実は私もほんとにマトリックスみたいに、カプセルの中に眠らされて培養されて映像をみせられてるのかもしれないとも思う。

心があって、カラダがあって。
で、人のカラダから生み出されたという真実もあって。

カラダは目にみえるけど、心はみえない。
そして自分で感じられる心もあれば、
自分では気づいてない心もある。

グレートマザーみたいに全てを生み出すチカラと包容力を持ちながら我が子を呑みこむ暗黒面もあったりする鬼子母的な神話は、きっとそういう、誰もが持ち合わせている心の部分で。そこに気づくことが必然で、そのためにカラダをもって生まれてきていたりしてて。

だからきっと、この雲が在ることも必然で意味があって。それと同じように、ひとりひとりの存在にもほんとに意味があって、ウルトラマンでいうと3分間という決められた時間内に敵を倒すことで地球のみんなを守れるか… そんな、生まれる前に自分で決めたテーマを、このカラダが老朽化してしまうまえに… いや、老朽化してみえなくなっても、エドガーケイシーさんや晴哉さんみたいな凄い方々もいるからそうでもないけど、まあ、とにかく、すべてが幻想だとしても、後悔のないように今ここでできることをしたいなと思う。

寿命が80歳だとしたら、もうわたしは1分35秒くらいの時間をつかってしまってるし、もしかしたらもう30秒くらいしか残ってないかもしれないし、まだ自分が決めたテーマすら忘れちゃってるかも知れないのに、もうピーコンピーコン鳴ってるかもしれないから、とりあえずそんなことを思いながら、これから「蘇生」を観てきます。白鳥哲さん、初体験。