ニーズの変換

「国民には和牛商品券を…」
なんか、とっても、ふっきれました。

マスクを買い求める長蛇の列をみて…

「そうか。みんな死にたくはないんだ。」
「なのになぜ白砂糖や小麦や添加物は気にしない?」
「病気になったら薬を飲んで直すのがあたりまえ?」

「そうか、コロナをやっつける薬がないから不安なのか。」
「そして、気にしてないんじゃなくて知らないんだ」

大切なのは「手洗い」「マスク」「殺菌」じゃなくて、ウィルスに負けない免疫力の高いカラダをつくることだと。

病気になったら薬を飲むんじゃなくて、病気にならないココロとカラダを食や運動でつくれるんだと。

ずーっと、そんなことを叫んできて、
そんなお店まで作ったけど、

わたしの声は、きっと、
まだ、ほんとにほんとに僅かな人にしか届けられてない。

それに、不安を煽るような報道だけして、保証の話もせずに、ただただ「自粛」の指令だけだして、満員電車の集団感染が一番問題という指摘に「乗った事ないからわかんない」って言う厚労大臣。すぐにでも現金給付をしなきゃ生きてけない人がいるとの指摘に「じゃ、商品券で」っていう財務大臣。そこに、「じゃ、和牛券を」っていう自民党。町内会のミーティングかよ。でも、これが現実。この国では、自分の身は自分で守らないと。

「食を見直すきっかけ」に、2 bananeira. ドイス バナネイラがなったらいいとかいってきたけど、わたし、結局は、いちばん知って欲しい人たちに届ける方法をちゃんと考えてなかった。来てくれてるのは、自分で気づいて足をむけてくれた人。元々その本質を知ってた人。病気になってしまって食を変えた人。カップラーメンとか菓子パンでお腹を満たしてる人にこそ、伝えなきゃいけないのに。

いや… 
どこかで、そんな人には、メガホンをつかって耳元で叫んでも届かないや… って思ってたし、今もまだそう思ってる。思ってるけど… 

災害のあと。大雪の前の日。そして昨日も。
スーパーで菓子パンの棚やカップラーメンの棚がすっからかんになってるのをみて、いつも心が痛む。「食事はお腹をみたせばいい」ってことじゃない。家にこもるならゆっくりと料理すればいいのに… むしろそれならプチ断食したらいいのに… と、無力感が襲ってくる。

今回のことで、そんな本質に気づく人が増えてほしいし、生産性や利益だけを考えた商売ではない、手間隙かけた農業ですごい作物をつくってる人たちや、伝統製法でホンモノの味噌や醤油をつくりつづけている人たちを尊重してほしい。そして、そういう本来の食べ物を求めてほしい。

自分の身は自分で守るしかない。
そしてそれは、殺菌や人ゴミを避けることじゃない。
でも、今、免疫力がない人は、そうしないといけない。
そして、菌をばら撒いてもいけない。

自粛要請がでて、
飲食店を経営する身としては、
あたまのなかがいろいろループするけれど。

こんなときだからこそ、
バナネイラは営業しなきゃ、、
そう思ってます。

そして、お店に来られない方にも、
ほんとうの食を届けられないと、、
そうも思っています。

テイクアウト、配達、通販、、
それに加えて、
いままで空腹をみたすことが食事だと思っていた人たちにも、本質的なことが届く方法も考えたいと思っています。